リモート式オイルブロック(オイルリモートキットNA6CE・NA8・NB8用)
Remoted oil kitfor NA6
code:mar12042600 For NA6CE
¥37,455(¥34,050)
Remoted oil kitfor NA8
code:mar12042601 For NA8C
¥37,455(¥34,050)
Remoted oil kitfor NB8 / need to check if with PS (with PS / without PS)
code:mar13020700 For NB
¥37,455(¥34,050)
オイルカートリッジは、エンジンブロック右側に位置され、定期的に交換を必要とされ、常にメンテナンス性を求められる部分です。
MARUHAは、このオイルカートリッジをリモート(移動)させ、メンテナンス性を向上させました。
特徴
- リモート先は、クランクプーリーの下。カートリッジ交換を容易にした。
- 移設後もアンダーガードで保護させる位置なので汚れ難い。
- 移設距離が近く、オイルラインが短い。
- ベースブロック/リモートブロック共にコンパクトな形状とした。
- 本格的なAN10フィッティングで容易な取り付けと堅牢な性能を確保。
- ダイキャスト(鋳造製法)でコストダウンせずに、すべてNC加工による削りだしで生産。綺麗な曲線美を表現し、クオリティに拘ったデザインを採用。
- 油温・油圧用センサは1/8PTのみに対応。
それでは、詳細説明に入りましょう。
1.何故、オイルカートリッジをリモートさせるのか?
オイルカートリッジは、常に定期的なメンテナンスとして交換される部品です。
ところが、ロードスター(NA系・NB系)ではエンジンブロック右側(インテークマニホールド真下)に位置し、交換作業がやりにくい。
また、横向きになっているカートリッジを外す際に、内部のオイルが流出し周辺を汚す事も悩ましいポイントです。
オイルカートリッジをリモート(移設)させ、カートリッジ交換の作業性を容易にし、且つクリーンな作業を可能としました。
2.クランクプーリーの真下
カートリッジをリモートさせるキットは他社からも販売されています。
しかし、作業性を重視させるはずが、カートリッジがエンジンルーム内の高い位置に上向きにマウントされていたり、あるいは右タイヤハウス内に位置して、常に走行による泥水や飛び石などにさらされる状態です。
MARUHAが考えたリモートには、まず構想条件がありました。
- ラインをなるべく短くすること。
- カートリッジが容易に交換できる位置であること。
- カートリッジは汚れにくい位置であること。
- ベースブロックとリモートブロックの位置に高低差がなるべくないこと。
これら条件を満たす為に、クランクプーリーの下を選択したのです。
またアンダーガードに完全に保護されますので、常にクリーンな状況化となります。
エンジンルーム上からも状態を常に目視が可能です。
※オプションのエンジンアンダーカバーパネルを使用する事で、簡単にカートリッジ交換が可能となります。
アンダーカバーパネル全体を取り外さなくても、取付されたカーボン製カバーのみ外せることで、作業時間・手間を 解消できる大変お得な商品となっております。
3.ビレット製法にした理由
量産の場合には、ダイキャスト(合金を溶解し、高圧で型に流し込む方法)製法が一般的で、大まかな部分は、型で形成し、それ以外の細かな部分を機械加工で仕上げる方法です。
コストは下がるが、美しくない。
当社のブロックはすべてアルミ削り出し。
輝く曲線も、無駄な肉をなるべく省いた軽量化もCADによるデーターリングを駆使し、細かな仕様変更を繰り返し、製品化されております。
例えば、この(下の)アルミアダプター。
AN10のフィッティング用に設計されたものですが、1片のアルミブロックから削り出されています。
この様に、専用設計された各パーツからキット構成されており、丁寧に組み合わされる。
ダイキャストでは表現できないスリムなデザインはMARUHAならではの拘りと自負致します。
4.AN10 フィッティング
まず、差込式(プッシュオン)は採用せずにフィッティング式を採用。
容易な取付作業も大事ですが、場合によっては取り外しも大事な要素なのです。
差込式の場合は、ホースバンドで固く決め上げてしまいますので、後のホースの取り外しが結構大変なのです。
実は、この点は大変大事なポイントで、フィッティングは容易な脱着と性能安定には欠かせないアイテムなのです。
その分、コストに反映されてしまいますが、MARUHAでは性能を重視。
AN8とAN10が一般的なオイル用のライン径。
安定した十分な流量を確保するために、AN10を採用しております。
5.ベースブロックの構造
下は他社製品のベースブロック。
(他社のベースブロック)
コストを下げる為に、ブロック自体にネジを切ってあります。
本来センターに位置するフィッティング位置も都合でオフセットされてしまいます。
こでれは、ブロック自体が任意の位置で固定ができないことになります。
ブロックネジが一杯に締め上がった所がロック位置。
Oリングを交換したり、再作業するたびにロック位置が変わりますが、ラインの位置関係やフィッティングの角度もその都度、再調整が必要になりますのであまりスマートな方法とは言えません。
MARUHAベースブロックは、センターボルトを採用しておりますので、ベースブロックを任意の位置で回転・固定が可能となります。
狭いスペースでの取り付けに大変効果的な方法です。
6.リモートブロックの構造と各種センサ
リモートブロックは、同じくビレットのアルミ製ステイで固定されます。
鉄板を曲げた様な虚弱なステイではありません。
ステイはステアリングラックを固定するボルトネジを流用します。
ブロックには1/8PTネジが切ってありますので、社外の油温・油圧のセンサの取付が可能です。
ただし、極めてコンパクトな設計にした為に、以下画像のセンサでしか対応ができません。
製品はDEFI(デフィー)製です。
輸入の格安メーターの場合は、センサが大きいなものがありますので、ご注意下さい。
(注意)当社経験上、オートゲージはセンサが大きく取り付けができません。(2012年5月現在)
7.Oリング
メンテナンス用として、Oリングのみのアフターサービスにも対応致します。
8.特殊工具
取り付けには、一般的な工具の他に以下の様な特殊工具が必要です。
-
ロングソケット /サイズ24mm
ベースブロックのセンターボルトを固定する際に必要。 -
ヘキサゴンレンチ (ボールポイント付き)/サイズ 8mm
リモートブロックステイをステアリングラックネジに固定する際に便利です。
特にボールポイントでないと角度的に厳しい取り付けになります。
この機会に、是非ご利用ください。