第3番目の幌骨
マルハの幌の張り方は何が違うのかと言えば、ポイントは綺麗に張れること。
NB幌のガラス部の妙な垂れ下がりがない様に、また幌の張り方が一定して張れるように工夫されている点です。
ポジションが一定しないので、ガラス幌が垂れ下がったり、手で骨位置を適正化
する必要が出てしまう。
幌クローズ時に骨位置が必ず定位置となる。
絶えずガラス部を持ち上げ、均一な張りを出し、且つ
幌開閉時の作業が容易に行える。
ポイントは第3の幌骨。(図中の薄青色の骨)
前方から3番目にあたる幌骨が大変重要なのです。
マルハではこの第3骨にナイロン製のストラップ(図中の赤ライン)を取り付けます。
このストラップは最後方のセットプレートまで延びています。つまり、後ろから引っ張るようになっているのです。
また、第2幌骨と第3幌骨もナイロンベルトで連結されています。
幌をクローズさせるとこの第2幌骨がストラップを使って第3幌骨を前方に引っ張るようにもなっているのです。
このようなストラップの張り方で第3幌骨には前後から引っ張られる様な力が働き、絶えず固定されたポジションに納まるようになるのです。
わりと安易にNA幌骨再使用のNBガラス幌を装着された方の中で、幌開閉時にご自身の手で第3幌骨を適宜ポジション移動されていることと思います。
これは第3幌骨がフリーに動いてしまうことで発生するトラブルと言えます。
(NB幌骨ではこのような事態にならないような構造になっています。)
後方ストラップはそのテンションから幌の張りを出し、ガラス部の垂れ下がり現象を緩和させる役目もあります。
作る側の立場から言えば、このような工夫は“手間”とも言えます。
この手間をどう考えるかで販売価格に影響します。
ですが、マルハは性能、品質を重視し、且つ極力リーズナブルなプライシングを心がける会社です。
レインレール全交換もその意味を持たせている証でもあります。
是非、マルハ幌ASSYをご検討ください。