ロードスターフルブッシュ交換
ロードスターの定番メンテメニューの代表格にフルブッシュ交換があります。
各部サスペンションアームに圧入される全22箇所のブッシュ交換のことです。
10年・10万キロを経過したロードスターは今や珍しくもなく、マルハに入庫する多くのロードスターがそんな感じです。
サスペンション交換はもとより、サスペンショアームを支持する各ブッシュを交換して、自慢の愛車をリフレッシュ・・そう考えるユーザーはとても多いのです。
サスペンションの交換はマルハBCダンパーも含め大抵の場合は日帰り作業で対応するのが一般的。
しかし、ブッシュはちょっと異なります。
アームを車体から取り外し、ブッシュをプレスで打ち出し、新しいブッシュを再びプレスで圧入する。
その後、アームを車体に取り付け、最後にアライメント調整をして仕上げ。
マルハでさえ手際よく仕事をしても、丸一日掛かる作業です。
何とかもっと時間を短縮して、且つ精度を上げられないものかと考えておりました。
そこで、新たに採用したのが、専用ジグを使ったアームASSYの作り置き。
作業当日はアーム毎の交換なので、作業は大幅に短縮可能となります。
マルハブッシュ交換の特徴
価格
交換工賃 アライメント測定込み
wor10101400
¥192,522(¥175,020)
- 工賃中古アームブッシュ打替え工賃(作業)(2024年8月〜) ラバーブッシュ
88,000x1 - 純正ブッシュセット 22個セット
62,020x1 - 工賃・アライメント調整 測定&調整
25,000x1
交換工賃 アライメント測定込み
wor10101401
¥257,554(¥234,140)
- MIXブッシュセット 純正&マツダS製 22個セット N1仕様
121,140x1 - 工賃中古アームブッシュ打替え工賃(作業)(2024年8月〜) ラバーブッシュ
88,000x1 - 工賃・アライメント調整 測定&調整
25,000x1
交換工賃 アライメント測定込み
wor10101402
¥223,300(¥203,000)
- 強化ブッシュセット 22個セット
90,000x1 - 工賃中古アームブッシュ打替え工賃(作業)(2024年8月〜) ラバーブッシュ
88,000x1 - 工賃・アライメント調整 測定&調整
25,000x1
交換工賃 アライメント測定込み
wor10291400
¥309,100(¥281,000)
- ピロボール ブッシュ 22個セット(2024年1月〜)
162,000x1 - 工賃中古アームブッシュ打替え工賃(作業)(2024年8月〜) ピロブッシュ
94,000x1 - 工賃・アライメント調整 測定&調整
25,000x1
上記価格には、ブッシュ代、ジグ検品、塗装、交換工賃、アライメント調整が含まれます。
作業の流れは次の通りとなります。
- ご希望のブッシュを電話やメールで予め確定いただきます。
- 在庫の中古アームから古いブッシュを打ち出した後、洗浄・塗装をした上で、指定のブッシュをプレス圧入します。
- 圧入されたアームは専用ジグで曲がりや歪みをチェック。
キッチリとジグ上で検査をし、精度が保たれていることを確認した上で使用されます。 - 作業当日はアームASSYの交換で作業時間を大幅に短縮、アライメントまでしっかり調整して仕上げとなります。
- 外したアームは下取りとなります。外したその場でジグ検査し、歪みや曲がりがないことを確認いたします。
歪みがある場合はそのアーム代だけ追加請求となります。
専用ジグについて:
ジグの作成には新品アーム類と新品メンバーを使い、基準を設けました。
その後は複数の中古アームを使いチェックを重ね、精度が保たれていることを検証いたしました。
検品用のボルトは純正ボルトを使い、且つジグ側の貫通穴はボルト径ギリギリに設定してあります。
アーム全体に歪みがあるとボルトが間単に貫通しないので、アーム自体の歪み、あるいはブッシュの偏りが容易に確認可能。
ジグを使ってアームを検査することで、様々なメリットが生まれます。
- アームの歪みや曲がりが判断できる。
アームは単純な直線形状ではありません。新品と中古のアームを見比べても僅かな歪みはとても判断できません。
メジャーでも測定することはできません。
ジグを使えば、検査で合格したアームを使った確実な作業が可能になります。
画像のアームはリヤ・ロアアーム。
アームの一部がジグに納まらない。アームの歪みが簡単に分かる。 - アームは古いブッシュを打ち出した後でサビを取り除き、塗装を施してから新しいブッシュを圧入します。
ブッシュが収まるアームのハウジング内のサビもしっかり落としてから塗装をかけます。
塗装が乾燥してからブッシュ圧入できるのも、作り置きと言う時間的余裕があるから可能なのです。
- ブッシュハウジング内側のサビはそのままで作業をすると、新しいブッシュ圧入時には抵抗になってしまう場合があります。
ブッシュが偏って圧入されたり、ブッシュの機能に支障をきたす場合もあります。
ハウジング内のサビはリューターなどでしっかり除去してから塗装をした上で、新しいブッシュを圧入します。
こうすれば、後々のサビも防ぎやすく、ブッシュの圧入精度も上がります。 - 検品した上にサビが除去された塗装済みのアームに希望のブッシュを圧入。
当日作業は安心アームで大幅時間短縮。
これがマルハ流ブッシュ交換。
もし専用ジグがないと:
- アームの歪みや曲がりが判断し難く、自分のアームが曲がっていてもそのままブッシュ交換をしてしまうケースがある。
- 作り置きができないので当日作業に時間が掛かり、場合によっては車を数日預けなければならない。
注意事項 :
- 中古のアームを洗浄、塗装をしますが、レストアベースの仕上げではありません。
- 現車のアームのサビが著しい場合は下取り対象外になります。
- 現車のアームの一部に歪み、曲がり、ヘコミなどがある場合は下取り対象外になります。
また、他箇所に不具合が認められた場合も同様です。
その場合は、不具合アームのみ追加料金を請求させて頂きます。 - 現在はNB用のロアアームがNA用にも補修用としてメーカー供給されています。しかし、スタビライザーリンクの取り付け形状が異なるため、NA系の場合はNA専用アームが下取り条件となります。既にNBアーム装着のNA系ユーザーの方は事前にご相談ください。
- フロントアッパーアーム部ジョイントブーツは破損の場合、新品ブーツに交換します。
- アームをジグで検品されていても、ナックル側やメンバー取り付け部にの歪みがある場合は、アライメントが適正に調整でいない場合があります。事故暦などが確認できるユーザーは事前にご相談下さい。
- アームASSYの交換で作業時間を大幅に短縮できますが、作業の予約は必ず必要です。
メール・電話などで確認をお願いいたします。
アライメント
アライメント測定・調整は今や多くのSHOPや部品量販店で実施される当たり前のサービスになっています。
しかし、アライメント調整は最終的には、“プロ"の仕事です。
都合の良いデーター数値は画面からは得られません。
状態、ドライバーの考えや希望、仕様などを総合的に判断しながら、セッティングをしていきます。
アライメント測定は大変重要な作業工程なのです。
通販も可能:
アームブッシュ交換のみが通販レベルで対応が可能になります。
アームは何とか取り外しができるが、ブッシュの打ち換えはできない。ましてや歪みの測定はとても無理。
こんなプライベーターやショップ様にもアームASSYをマルハに送って頂ければ、ブッシュ打ち換えを通販レベルで受け賜ります。
サスボルトセット
NA/NBの年式では錆びているボルトがあまりにも多くなってきました。
再利用可能か交換が必要かなかなか判断がつきにくいものです。
であればいっそのことすべてのボルト・ナットを新品に交換してリフレッシュはいかがでしょうか?
アーム回りのボルト/ナットをセットしたサスボルトセット
スタビエンドロッドとそのボルトナットをまとめたスタビライザー純正セット
はこちらのページをご覧ください。