マルハモーターステクアドナックルとエンジンメンバー For Roadster

テクアドナックルとエンジンメンバー（2005/2/16）

郵政民営化を本丸として、動き出した通常国会。

公務員の削減、郵貯、簡保の巨額資金の民間運営。
等など、国民に於けるメリットはあるようなないような。良く分からん。
けれども、郵便局から集められる多くの資金が、赤字国債に回っている実態に、何とか歯止めを掛けようとする政府。
竹中さんが頑張っております。

う～ん？と悪い頭を振っても，今後どうなるのか良く分からんのですが、最近気になるのが、このままでは大変な事になりますよ。
っと彼はＴＶでもハッキリ言っているのです。
つまり、このまま放置では日本は成り立たないと断言しているわけです。

郵便関係の公務員が民営化される事で、公務員全体の３分の１が減る事になるそうで、そうなると、支持する人と反対する人のどちらも多数出てきて、意見は真っ二つ。

だからこそ、決断の時なのでしょう。

消費税も必ず上がることでしょう。
我々の身近なところでは、リサイクル法が施行されて、車検毎に皆様には費用をお支払い頂く事になりました。
"俺は絶対に廃車にしな～い！！。何が何でも乗り続けるのだ。
だから俺にはリサイクルなど有り得ない。"と言いはっても、ダメダメダ～メなのだ。

キッチリ払ってもらいましょう。さもなければ、車検は通さないわよ。
と経済産業省のお役人。
なに～！！経済産業省？？

そうなんですよ。
車検の際に一緒に払えと仰るのは，国土交通省、経済産業省、そして環境省なのです。
それでもって徴収するのは俺らコワッパ整備工場。
ＮＨＫの集金係と同じで、ユーザーからブータラ言われそうです。

ＮＨＫもリサイクル料も、結局ユーザーがシッカリと納得していれば、問題がないのですが、何だかモヤモヤしているものだから、説明するのに一苦労。
説明に要する時間だって、言わば人件費。ネットで金額を確認するのも同じく人件費。
こう言った確認や徴収に用する私たちの時間は、今後どの様に扱われるのでしょうか？

細かなところまでは面倒見ていただけないのであれば、車検と併せて徴収する制度は撤廃して頂きたいものです。
（上から怒られそうですが・・・）

納得が行かないものです。
ナットク、ナットク？　ナックル？

そ～うです。
今回のテーマはナックル。

いい調子で峠をスイス～イ。
と思いきや、縁石にタイヤをガツンとヒット。
大事なホイールをヤッチまいまして～っと入庫されるユーザー。
運良く？マルハに入庫される場合は徹底的に補修を追及しますが、これが運悪く、適当なところに入庫されると、
摂り合えず、サイドスリップテスターでトー調整してＯＫと相成ります。

何だかおかしい様なので、もう一度マルハで見て欲しいと入庫を希望されるユーザー様。
どれどれ？と見た目にキャンバーが大狂い。
パッと見で、こりゃダメだーと分かるはずなのに、何でこんな状態で返すのか，理由が良く分からん。

ましてや、サイドスリップテスターで、判断できるわけがありません。
やはり、４輪アライメントで個別に測定、調整、場合によっては修理の上で再測定が基本です。

曲がったホイールは修正あるいは交換。バランスが取れる事を確認します。
次に良く交換されるのが、アーム類。
アッパーアームにロアアーム。薄い鉄板をプレスで立体形成されていますから、やはり曲がり易い。
アームが曲がり易いから、ダメージをある程度はここで吸収する役目があります。
Ｆ１などを間近に見ると、アームは実に細く出来ています。
使われているピロも本当に小さい物で、極限までスリム化されているのが、怖いほどに分かります。
コンなんで、軽く３００ｋｍを超える世界でバトルです。正気の沙汰ではありません。

一般修理では大抵の場合、アーム交換の修理で終わり。
でもやっぱり、直ってなーいケースが良くあります。
それはナックル。
鋳物のゴッツイ出来栄えのナックルなのですが、これも良く歪むのです。
難しいところは、オリジナルと新品の差が非常に判断し難いのです。
ですがスピンドル（ピノキオの鼻みたいな部分）が少しでも歪めば、ハブ、タイヤの位置関係もずれてしまいます。
このズレを誤魔化すのに、アライメントの調整ボルトはアッチコッチと落ち着きのない位置でやっとのこと数値を出す羽目になり、オマケにストレスのかかったブッシュは抜け出す始末。

勢いで、エンジンメンバーもご紹介。