先日朝刊に中国の万里の長城の記事が載っておりました。
何でも、年々崩壊しているそうで、原因は地元の農民がレンガを盗んだ事が主な原因なのである。
全長6,300キロにも及ぶ万里の長城が半分になってしまったのである。
調査に対して"この壁が万里の長城とは知らなかった。"と答える農民達。
盗んだレンガは民家、家畜小屋、道路資材に使うのだそうで、コレには御見それした。
それにしても過去に膨大、大量のレンガが盗まれた物である。
このまま重要遺産が消滅しては困るのであるが、片方は生活の為に必至で壁を崩しレンガを持ち去る。
まだまだ長い万里の長城。 見つからなければ今後も続くことであろう。
中国らしい記事でるが、笑えるやら深刻やら、感覚が違うとしか表現が出来ない。
そこで、思った。
感覚が違うと言えば、ロ−ドスターユーザーにも居る。
先ず、牽引フック。
前後共に外している人が居る。
"何で外しちゃったの?"と聞けば、"カッコ悪いから・・・"と答える彼氏。
まぁ普段使うことはあまり無いと言えば確かにそうでもあるが、いざ救出となると、牽引フックは大事なパーツである。
メーカーがわざわざシャシ−フレームに固定している頑丈なフックである。
自走出来ずに路上トラブルしている時も牽引移動したり、ウインチで引き上げるときにもワイヤーをフックさせるに使う大事な部品である。
エンジンフードにルーバーやダクトを付ける人が居る。
熱気抜きで効果的なものであるが簡単に言えば"穴"である。 然るに洗車時や雨天時には面白い様に水が入る。
エンジンルーム内の影響の少ない所にベントされていれば良いのであるが、エンジン本体真上などは流石に止めた方が懸命であろう。
ワイパーも無い、ウォッシャータンクも無い、無理なスペーサーを入れてホイールナットの噛みしろが無い、スペアタイヤが乗っていない、と過激な人もいる。
"軽量化"の言葉に惑わされて徹底的にパーツを外すのも良いのだが、出来れば保安部品はシッカリ装着して頂きたい。
【チョッと補足】
確かに軽量化は効果的であり、面白い様に車は変化します。それは認めます。ハイ。
牽引フックに話を戻すが、最近のエアロパーツには牽引フックを考えずにデザインしているものが多い。
デザイン優先で販売するのは結構だが、取り付け業者は一苦労。
エアソーでカットして何とかフックを取り付ける。 しかも片方がセイゼイである。
少しは実用性も考慮して頂きたい。
愛車の為にエアロパーツを購入するユーザーは、牽引フックは格好悪いパーツとして取り外したい気分で一杯なのだ。ましてや何とか加工の末に付けた牽引フックであるが、実際にワイヤーを引っ掛ける際にバンパー自体に干渉して冷汗をかく事が結構ある。
傷でも付ければ、余分な仕事が増えてしまう。
欧州車の様に、牽引フックは別体にして、ネジで簡単に取り付けられる工夫でも
してくれれば良いのだが、そんな事まで考える余裕は無いのであろうか?
何を於いても後先考えずに大事なパーツを不要と考えて外してしまうことは、教育の行き届いていない中国農民が考えも無く万里の長城のレンガを持ち去ることとあまり変わらない様に思えて仕方が無い。
最後におっさんのご挨拶。
みんな風邪ひくなよー。
来年もバリバリロードスターを楽しみましょうー。