Rapid MX5/NA・NB専用モジュレーター

さて、皆さんに質問です。
マフラーやエアクリーナーフィルターは社外品に交換されていませんか？

きっと、多くの方が既に交換済みなはずです。
それどころか、エアクリーナーは大きく形状を変え、エキマニも交換、キャタライザーも交換されている事でしょう。
ましてや、Fカム程度のスポーツ的カムを純正ECUのままで使われているかも知れません。
では、ECUのセッティングはどうされていますか？

この質問に対しては、見直しは必要かもしれないが、純正ECUのままで乗っている...と答える方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

MARUHAでは、日々多くのロードスターが入庫する中で、完全ノーマル車両を見かけるケースはほとんどありません。
必ず何かしらの吸排気系のパーツが変更されています。
これらアイテムを使ってもエンジンは壊れはしないが、パフォーマンス的にはどうなんだろう？と考えれば、当然ながら燃調や点火時期は見直しを掛けるべきなのです。

さらに念を押しておきたい点がもう一つ。

完全ノーマルエンジンでも、燃調の見直しは有効なのです。
ログを取れば明らか。　実は結構燃料が合っていない箇所があります。
このページの以下参考グラフでも紹介しているM2-1001などはその最たる例です。

Rapid MX5はこんな状況を手軽に、そして低予算で解決するアイテムなのです。

RAPiD TPM MX-5 NA6用ラピッド
RAPiD TPM MX-5for NA6
code:dim18052900 For NA6
¥63,800(¥58,000)

RAPiD TPM MX-5 NA8用ラピッド
RAPiD TPM MX-5for NA8
code:dim18052901 For NA8
¥63,800(¥58,000)

RAPiD TPM MX-5 NB6用ラピッド
RAPiD TPM MX-5for NB6
code:dim19081600 For ＮＢ6
¥63,800(¥58,000)

RAPiD TPM MX-5 NB8用ラピッド
RAPiD TPM MX-5for NB8
code:dim18052902 For NB8
¥63,800(¥58,000)

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待望のNB6用Rapidが完成(2019.9月～)

Rapidは簡易的なモジュールではありません。
純正ECUからのmapデーターに演算を行い、点火系、燃料系にシグナルを発信します。

その為、点火系、インジェクターのコネクターに割り込みをする必要があります。
割り込み自体は、専用のオスメス・コネクターで対応になりますので、基本的に簡単です。

図左：NA6,NA8,NB8の配線

図右：NB6の配線

NA6,NA8,NB8はインジェクターの集中コネクター（図中A部）が存在するので、
容易な配線処理で対応できます。

ただ、NB6は、この集中コネクターが存在しないため、コネクター割り込みができませんでした。
これが、NB6用で設定できなかった理由です。

今回、NB6用のみ各気筒のインジェクターに直接割り込み専用コネクターを設定致しました。
システム・ロジックはNB全般で同じなので、専用ハーネス（NB6用）の違いとなります。

インジェクターはNB6は比較的に手が入り易い様になっています。
作業においても、特に大変なものではありません。

是非、ご検討をお願い申し上げます。

こんな方にお勧めです

吸排気系アイテムを変更している
ビッグスロットルを使っている
カムシャフト変更している
エンジン圧縮比を変更している
ピストン径が大きくなっている
純正ECUのままで、制御系は何も触っていない

このケースは対応できません

純正ECUは既にROMチューニングが行われている
社外のフルコンが既に使われている
NA・NB以外の車種

イタリア DIM SPORT社製・特注品

DIM Sport社はイタリアミラノ郊外にあるECU関連のスペシャルカンパニーです。

MARUHAの子会社である（株）27モータースポーツは、DIM SPORT社の日本総代理店を務め、同社とは輸入車・国産車を対象にした純正ECUのMAP変更を行うハードウェア・ソフトウェアの提供を行っています。
加えて、今回紹介するモジュレーター／Rapid各種も数多く提供しております。

Rapidには、本来いくつもの種類があります。
4輪用、2輪用、トラクター用、トラック用とモータースポーツから産業機械にまで多岐に渡り幅広く設定をされています。

4輪用は主にガソリンターボとディーゼルターボ用に設定をされていますが、これらPORSCHE・BMW・VWなど最新車種に対応する機能を備えた高性能モジュールです。
これをMX5（ロードスター用）に特注した製品が、MARUHA専用スペックのRapid Mx5なのです。

Rapid Mx5の特徴

燃調・点火時期を各回転域とスロットル開度でアジャスト
取り付けが簡単（殆どが専用コネクター接続で面倒な配線処理がない）
リーズナブルな価格
純正ECUはそのまま使用
コンパクトなボディで、エンジンルーム内に設置

本体は再使用で専用ハーネスを交換すれば他車種にも使用可能
(NA/NBに限る。弊社でのファームウエアの再設定が必要です。)

燃調と点火時期に調整機能

適合車種は、NA6、NA8、NB6、NB8となります。これ以外の車種には対応できません。

燃調は、純正ECUのデーターを基本としたベースMAPを元に噴射量を増減させます。ゼロベースからのMAPではないので、大きく外す様な事はありません。

殆どの場合、全体的に薄い（リーン）な燃調が多く、スロットルを踏んでも加速が鈍い原因になっています。
また、ある領域では濃い（リッチ）な部分も存在し、それゆえ純正ECUデーターを元にした増減機能が有効になります。

点火時期も純正ECUの基本データーをベースに、500回転毎の+-のセッティングが可能です。
点火時期調整は有効な調整項目となりますが、ノッキング対策は燃料種類・エンジン仕様などに応じた対応が求められますので、弊社個別セッティングの場合を除き、ポン付・通販レベルの場合は部分的に修正程度の抑えたレベルとなります。

Auto Adaptivity / 自動適応機能

純正O2センサーからのフィードバックを元に学習機能を使い、走行を繰り返す中で燃調の最適化を図る機能です。

注意：NA6/NA8などは特に古いO2センサが継続使用されていることから本来の機能を失っているケースがあります。
劣化がある場合は新品部品への交換が望ましいです。
また、本機能をキャンセルしたモードで対応をすることも可能です。

O2センサが使用可能か否かの判断は当社専用ソフトにてフィードバック数値を確認することで検証します。
あるいはMAZDA発行の整備書に基づき個別点検を推奨いたします。

社内検証

社内での検証は、エンジンベンチやシャシーダイナモを使い、個別に機能チェックや性能チェックを行いました。

勿論、多くのモニター協力を募り、実際の生活の中での取り込みや、ジムカーナ、サーキットランまで含む様々な環境での確認も行っております。

NA6取り付け参考例

車両：M2-1001

NA6全体でも見られる症状なのですが、M2-1001は特に燃調が薄い（リーン）の傾向にあります。
エキマニ周辺の過熱も加えて、夏場のノッキングが顕著にみられ、パワーダウンや場合によってはピストンダメージも発生する仕様です。
グラフ（下部）からも分かるように、全体的にリーンな空燃比をかなり濃い目に設定をし直した結果です。
結果的に低速域から後半にかけて全て領域でトルク、馬力共に向上が見られます。
濃い目と言っても、適正的なリッチ方向に振った結果なので、燃費が落ちる様な事はありません。

まず、NA6の場合はスロットルセンサーが全閉・全開のモードしか判断しない非常にプアな制御になっています。
ECU制御の基本となる要素のスロットル開度をフィードバックさせるためには、別売のNA6専用リニア式スロットルセンサをお求めください。

NA6用ラピッドとTPSセンサーキットも合わせたご購入をください。

TPSセンサキット Rapid版 NA6用
NA6 TPS kit for Rapid
code:mar18082399 For NA6
¥25,300(¥23,000)

顕著に低速域から燃調が薄く、アイドルのバラつき、ノッキングの原因、パワー・トルク不足の原因となっています。
全体的に見直しを掛けて、全領域で燃調の適正化を行いました。

NA8取り付け参考例

車両：NA8-30万番台

特に低速・中速域での燃調が薄めになるのがNA8の傾向です。巡行からのスロットルが鈍く感じることが多く、加えてエキマニやエアクリの装着などでより顕著になりがちです。
Rapidを使い、6000rpm辺りまでの燃調を見直し、リッチ方向に修正。
特に3000～4000rpm辺りの中間トルクが増した結果、大変乗り易い仕様に仕上がっております。

後半エンドの伸びは、レブリッミターの変更を行い、全体的なパワーアップを図っています。

NA8からはスロットルもリニア式になっていますので、別売のTPSキットは不要です。