マキシムワークス社コラボレーション
<エキゾーストマニフォールド>
2009年より僅か数年間、MARUHAでは自社製エキマニを製造販売しておりました。
全てのパーツを社内設計、独自部品調達し、最終組み立て(Tig溶接)を社内で行う取り組みで、大変手間の掛かる製品でした。
現在は、その名品VP−ヘッダーも担当スタッフの事情もあり、製造中止になってしまっております。
当時エキマニの独自開発に乗り出す際に、様々な既存の市場製品を吟味・検証しながら、それらの性能を上回るエキマニ性能を前提に開発が進められた経緯があります。
そのコンペティターの筆頭がこの度業務提携が行われたマキシムワークス社でした。
マキシムワークスを超えることができれば、市場ではNo1を取れる。これが当時の課題でもあったのです。それほど、マキシムワークスのエキマニは性能が良いという事です。
2024年、マキシムワークスとマルハモータースの業務提携が行われ、今後は弊社から特別手配されるマキシムワークス製のエキゾーストマニフォールドを皆様にご提供して参ります。
その証である、ダブルネームロゴがすべての製品に取り付けされます。
現在もNA〜NDロードスターまで幅広くエキマニを製造販売しているマキシムワークス社ですが、その詳細をご存じない方もおられると思いますので、少しこのページで紹介をします。
前社長の故 福田定夫氏は、かつてはヨシムラジャパンに席を置き、あのPOPヨシムラさんの元で修行されました。
ヨシムラがアメリカ進出に挑戦する機会に退社をし、その後ケンマツウラレーシングや他レーシング会社を経験した後に、1981年神奈川川崎市にマキシムワークス社を設立します。
既に40年以上も昔の話しです。
皆さんは恐らくマキシムワークスはエキマニ屋さんと思われているかも知れませんが、実際の業務は更に高度で多岐に渡ります。
例えば、社内では高価なNC加工機を何台も保有されており、実に細かな機械加工を社内で取り組む会社です。
エキマニのフランジプレートや、センサーボス、あるいは付属の削り品などは全て社内での作業になります。
これらの技術を頼りに、現在も国内レーシング用特殊パーツの機械加工を担う実力派。
モトクロスやロードレース用の2輪用フレームを手掛けたり、レース用のチャンバーをワンオフで作成したり、かつてはJTCC無限のエキマニも製造していました。
1995年頃は、GTカー、あるいはF3000フォーミュラーのエキマニまでも手掛けていました。
数々の高性能なレーシングパーツまでも対応する会社。それがマキシムワークス社なのです。
現在はその拠点を埼玉深谷市に移し、長男福田氏を中心に今尚チューニング・レーシングパーツの開発・製造・販売に挑戦し続ける会社です。
前社長には私共(その頃は若造なマルハスタッフ)もユーノスロードスター・NA6が販売されて間もないころの1990年頃からお付き合いを頂き、MAZDA SPEEDでも同社の製品としてマキシム製エキマニを正式採用・販売をしていましたので、マツダ部販経由で良く購入をしておりました。
当時は各マツダディーラーに、SPORTS FACTROYと称して、アフターチューニングパーツを販売するセクションが設けられ、その代表格がMAZDA SPEED製品。様々なパーツが取り扱われていたのですが、そこにマキシムワークス社のエキマニが正式採用されて販売されていたのですから、なかなかのステータスと言えます。
マキシムワークス社の現在の課題は、正直人材不足。
高いクオリティーは言い換えれば手間が掛かる。これを消化しながら製品をコンスタントに作り続けるには、優秀なスタッフ、職人が不可欠なのです。
この人手不足は、日本中どこの工場でも同じ様なもので、MARUHAとて他人事ではありません。
多くの方に頼られる嬉しさと責任感とは裏腹に、対応しきれないジレンマがあります。
工場に立つ人間は誰でも良い、と言うものではなく、期待して頂くお客様に応える内容でなければなりません。
つまり、人を育て上げて初めて通用するもので、これは一筋縄ではいかない地道な修行となります。
この状況の基に、細かに個別のオーダーを受けていると造り勝手も悪く、納期が長くなるばかりです。
マルハではこの状況を見据えて、発注数を纏め、当社内である程度の在庫を置く様に努めています。
当社でも販売に尽力し、なるべく即納に努める事が出来れば、一般ユーザー様には更にお求め頂きやすい事になります。
また、業販についても承りますので、SHOP様、ガレージ様に於いてはお気軽にお問合せください。
マルハモータースとマキシムワークス社との提携製品は、全てコラボマークである専用エンブレムが装着されていますので、私どもからの購入ではない製品についての御質問や対応は致しかねますので、御理解をお願い致します。