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ターボ用6MT(6速ミッション)って?
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ロードスターNA系やNB6の5MTに代わり、NB8用の6MTを搭載するコンバージョンは市場で結構人気のメニューになっています。
マルハでは、新品6MTのご用意がありますが、推奨はターボ用6MTです。
では、ターボ用とノンターボ用の6MTはどこが違うのか?
メーカー整備書や新車解説で確認を取っても、その詳細は中々確認が出来ません。
神奈川県のロードスター専門SHOP・ノガミプロジェクトさんから資料提供を頂きましたので、このイラストを元にターボ用6MTの概要をお伝えいたします。
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ショットピーニング加工
図中のSPとあるのは、ショットピーニングの略称です。
ショットピーニングとは、既存の製品に対し強度や馴染みを向上させるために行う技法です。
様々な形状や種類の粒子を母体にエア圧力を利用して照射するもので、母材の表層組織が蜜になり硬度を上げたり、あるいは均一な表面を形成しフリクションを大幅に引き下げることが出来ます。
6MTについては、どの様なSPがされているかは不明です。 -
1速〜4速までのローギヤに対して、SP処理が施されています。
ターボ用とは、言い換えれば高トルク対応型と言えます。急激なトルクに対してギヤが割れたり欠けたりするトラブルに対して配慮されている物です。
特に、発信時や加速時にトルク負荷が掛りやすく、そのために1〜4速までのローギヤに対してSP処理がされています。 - カウンターギヤ&シャフトとメーンシャフト(インプットシャフト)にもSP処理がされています。
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第4速ギヤが僅かにローギヤ化に変更されています。
変速比 第1速 3.760 第2速 2.269 第3速 1.645 第4速 1.257 1.258 第5速 1.000 第6速 0.843 後退 3.564
この様にターボ用6MTには標準にはない工夫が施されており、2010年1月現在において、その価格は標準6MT(6速ミッション)と同額です。
そのため、マルハではターボ用MTを推奨している次第です。
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