MARUHA MOTORS

マルハモータース テクアド
ミッションオーバーホール For Roadster

イヤー サボりました。 テクアド。
なんたってW杯が真っ只中。
テクアドどころの騒ぎではありません。
アップしたところでだーれも読みやしねー。 っと決めて掛かっていましたが、
最近サボッてますねー。とお客様から言われてしまいました。

チェックするなよー。・・・

さて、旬の話し。 W杯。
大会開始直後 “何なのよ〜あの空席。 まったく腹が立つ。
エコパなんてすぐそこだよ。チケットさえあればな〜ぁ。”っと社内で話をしたら、
他メカから“どうせチケット入っても、行く時間ありませんよ。”だって。
・ ・ ・(-_-メ)、 分〜かってるよ。 チェック入れるなよ〜。

日本の第一戦、対ベルギー。
1点目・ 鈴木。 ゴール!!!
うれしさ爆発 走る鈴木。 そして駆け寄るはベンチのアキタ。 抱き合う二人。
2点目・ 稲本。 ゴール!!!
ガッツポーズで駆け寄るは ベンチにいるゴン。 またまた抱き合うベテランと若手。

私の目には若手とベテランが隔たりなく喜びを分かち合う光景になんとも感動。
日本が一体になっている証じゃー。  
チャーンとチェック入れてるぞ。

こう言う肝心なところにチェックを入れて欲しいものです。
チェックといえば、チェックボール。
そう、それはミッションのシフトレバーに欠かせないパーツなのです。
それでは、本題に。

ミッションO/Hやりましたー。
っと簡単に言ってのける とあるショップ。

では、何をどうされましたか?
そりゃー、ミッションO/Hだから、シンクロとベアリングを交換。
お陰でシフトがもぅスコスコ。

こんなやり取りに疑問も持たず、ミッションO/Hはそんなものだろうと考えるユーザー諸君に一言。

“あまい。”

先ずは写真をご覧下さい。


これは以前マルハでO/Hした際に交換されたパーツです。
シンクロ、ベアリングの他に、ハブクラッチセットがあります。


インナーとアウトターの二分割構成だ。
インナーがシャフトと固定、アウターがギヤと噛み合う。

通称スリーブと言われています。 皆さんがガチャガチャとシフトチェンジすると連結されたロッド(合計3本)が前後に作動します。
このロッドの動きの先端がスリーブなのです。
もう少し簡単に言えば、ギヤをグループ分けで考えます。
シフトの縦列。 1/2速 、 3/4速 、 5/R の3グループ。 
この3グループに対してロッドが1本ずつ。 従い合計3本。
例えば1速・2速のギヤ間にこのスリーブがあります。
ロッドと連動するスリーブと各ギヤが組み合わさるとギヤが入る仕組み。


左がスリーブ(アウター) 右がギヤだ。
スリーブ内側の溝とギヤの溝がカップリングされるとギヤが入る仕組み。

つまりスリーブが1速・2速のギヤ間で前後している訳です。


スリーブが前後するとこんな具合になる。
この操作を実際はチェンジレバーに連結されているロッドで行う。

この他に3速・4速間、 そして5速・リバース間。 計3ケのスリーブが存在します。
シンクロナイザーはスリーブとギヤが連結される際にスムーズに動くためにギヤの回転を同期(シンクロ)させるためのもの。

これを読んでいる読者諸君。“ウ〜ン、 何のコッチャ???”っと呟いている光景が目に浮びます。
こんな文書で分かるはずないよな。
紙面の都合、今回の作動原理説明はこれくらいにしておきますが、大事なことは一般的に
O/H用に考えられているシンクロを交換しただけでは中々元に戻らないことをシッカリ理解して頂きたいのです。

つまり、ギヤの入が悪いのは“シンクロナイザー”と決め付けてはいけないという事です。
前述のようにギヤとスリーブの噛み合わせもあります。
スリーブを直接動かすロッドが抵抗になっている可能性もあります。
僅かな事でシフトのフィーリングが変わります。
因みに、合計3本のロッドでギヤチェンジされると説明しましたが、もうちょっとだけ補足。
ニュートラルポジションではこの3本のロッドは基本位置になっています。
この基本位置からドライバーの操作によりある1本のみが前後にスライド、そしてギヤチェンジと相成るわけですが、
それでは他の2本はその時いかに?
それチェックボールで完全固定。 つまりニュートラルポジションにいるわけです。
何故なら、他ロッドと何かの拍子で一緒にスライドしたら一度に複数のギヤが入る可能性があります。 
つまり構造上のギヤロック。 最悪事態。

そんなことにならないように、3本のロッドには刻みがあり、共通したチェックボールを何個も使い、
お互いが連動しない様に1本が動いているときに他2本はそのまま固定される仕組みになっています。
ロッドがスムーズに動くように磨き上げるとチェックボールとの絡み具合も変わり、
シフトチェンジの感触も変わります。

このように、シンクロナイザー、ベアリングの他にロッド、ロッドが通過するケース穴、各ギヤの当たり、スリーブ(ハブクラッチ)など
項目は一杯あり、それらを丁寧に見直さなければしっかりしたミッションオーバーホールは出来ないのです。
また、実際のO/H費用の問題上 何でもかんでも交換とは行きません。
スリーブ単品 or ハブクラッチASSY と悩むところでもある。
シッカリした検品が要求される場面だ。

“ギヤの入が悪い” イコール シンクロだ〜っと決めずに先ずは診断をしっかり行う。
そして、ショップの方と良く相談をして確実なO/Hをして下さい。

読者: “今回のテクアドはこれだけ〜??”
私 : “短すぎましたか〜?” “チェック入れるなよ〜”。


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