HLA/ハイドロラッシュアジャスター
NA6CE, NA8Cに採用されております、HLA(ハイドロラッシュアジャスター)のMARUHAオリジナル製品のご紹介です。
Hydraulic adjuster/ Maruha OriginalHLA
code:KL01-12-101B-M For NA6CE NA8C
¥4,400(¥4,000)
NA系ロードスターはバルブクリアランスを油圧・自動調整式のリフターが採用されております。
これをHLA(ハイドロラッシュアジャスター)と呼びます。
1)HLAの異音の原因
装着時にバルブクリアランス調整をせずとも、油圧で自動的に無接点に調節してくれるので大変便利な商品なのですが、長期間の使用、ハードなドライビング、オイル交換のサイクルが長い、低グレードのオイルを使う、など様々な要因から異音が発生する場合があります。
2)高額なMAZDA純正品
16バルブに装着されますので、16個のHLAとなります。
この内、1個でも不具合が出ると打音が発生しますが、特定も難しく、また基本整備では
全点交換が基本となります。
しかしながら、MAZDA純正HLAは単価6,790円(税別/2022年3月現在)と高額であり、これを16個揃えると合計108,640円(税別)とかなりの費用となります。
Hydraulic adjusterHLA
code:KL01-12-101B For NA6CE NA8C
¥8,789(¥7,990)
3)Maruhaオリジナル
弊社のオリジナルHLAは純正同等の性能を有し、且つお求め易い価格で設定をいたしまた。
用途は全く同じ、純正HLAに置き換わり、そのままの目的でご使用いただけます。
4)HLAの弱点と対応
上記1)でもご案内した通り、手作業でのバルブクリアランスをせずとも、エンジン油圧を使って自動調整する便利なアイテムなのですが、NBからは採用されておりません。 NBは、シム式となり、クリアランスを手作業で調整する手間の掛かる方式。 しかし、高回転でも追従性、バルブ上部の重量軽減化(高回転では有利)、など利点は=性能向上にも繋がります。
その上、長期に渡る耐久性、あるいはハードドライビングへの不向き、加えて高額な価格設定となり、なかなか判断に苦慮する状況です。
対応として
*高額であっても純正HLAに交換する
*MARUHAオリジナルHLAを使い、コストセーブを図る
*MARUHA Fカム+ソリッドリフター化を図り、乗り易さを損なわず性能もUPさせる
等の方法をご検討頂くのが弊社からの提案です。
以下は光岡01でFカムを装着した事例です。
5)分解、洗浄はお勧め致しません
HLAは本来メーカー側は非分解品として販売しております。
これを中央のプランジャー部を引き抜き、内部を洗浄して再度組み上げることを試みる方もおられます。
しかし、不具合の原因が洗浄で解消できる程簡単ではなく、不安定な作業であり、これで絶対に異音が解消されるというものでもありません。
HLAの交換にはカムカバー、タイミングベルト、クランク角センサー、IGコイル、カムホルダー+カムを外してようやく取り外せるものです。
気軽に交換ができるものではありません。
無駄な時間や工賃を費やす可能性がある工法はMARUHAでは採用しておりません。
シンプルな基本整備がやはり安定していると考えます。
是非、ご検討ください。