ロードスターオールペイント
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特にここ数年、人気の作業依頼がオールペイントです。
ロードスターNA6CEであれば、発売開始が1989年、実に25年(2014年現在)もの月日が経過しています。既にクラシックカーの部類に入れても良いほどです。
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弊社で仕上げたオールペイントの車両です。
20代前半のオーナーであれば、自分が生まれる前に作られた車になるのですから、1989年に新車が販売されてすぐに購入した私からすると、同じNA6CEでもその思い入れは大きく異なるものがありそうです。
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エンジン、サスペンション、など走りに拘るMARUHAのメニューにオールペイント??と思われる方もいるかもしれませんね。
実は結構人気の作業メニューなのです。
大事に乗りたい
特にNA系。
その最大の特徴はリトラクタブルライトですね。
保安基準上の理由から、NB以降はリトラは採用ができなかったこと。
加えて、コンパクトでFR車。洗練されたデザインなどから見てもNA系ロードスターは希少な車と言えます。
つまり、世界的な"名車"と、明言できます。
「特にチューニングには興味がなく、出来るだけ良いコンディションで長く大事に乗りたいのです」、とこんなコメントをよく聞くのです。
親子2世代で大事にする時期にも来ています。
父の愛したロードスターをその息子・娘が乗り継ぐ時期が実際に来ているのですね。。
色あせた外観に手を入れて、惚れ惚れするボディーに再生させると、愛着は計り知れなく増すものです。
マルハのメニューは豊富です
エンジン・サス・デフ・などなど、機能パーツの充実ぶりは世界一です・・と自称するMARUHAですが、その他に、オリジナル幌・オリジナルフロアカーペットなど、ボディパーツ関連、インテリア関連も着々と充実を図っております。
その他には、ドアパワーウィンドレギュレーターの新設定など、最近はよりメンテナンスアイテムに力を入れております。
さらには、イタリア製ボディーカバー、またサイドプロテクションを謳ったカーバンドの新設定は、まさにボディー保護のための最高アイテム。
つまりは、"何でもござれ"の如く、多種多彩なMARUHA流ガレージワークなのです。
オールペイントも補修ペイントも是非MARUHAにお任せください。
豊富な純正部品の在庫
MARUHAのもう一つの特徴が、ロードスター純正部品の大量在庫。
左:第一倉庫/左:新倉庫
豊富なロードスター純正部品の在庫、これは作業クオリティを上げるためにはとても大切なことであり、オールペイントにも同様に言える事です。
外観上、外せるモノはなるべく外してペイントする。
これは、オールペンをする上で、良い仕事をする上の鉄則的なお話。
例えば: バンパーは外さすに塗れば、ボディとの隙間に色が入らない・・と簡単に分かります。
コーナーサイドの反射板を外さずにマスキングで対応すれば、後から境目に違和感が出てしまいます。
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こんなことは、誰でも簡単に分かる事です。
では、そのバンパーを外した際に、今まで隠れて見えなかった各部のボルトや樹脂トリムが傷んでいたら・・組み付けの際に分かっても、パーツがなければ錆びたボルトも再使用になりがちです。
だからこそ、細かな部品まで豊富に在庫をしていることがとても大事になってくるのです。
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レンズ類を同時交換すると仕上がりが一段と輝きます。
何でもすべてを新品にしよう・・と言っているのではありません。
現場の必要性に応じて臨機に対応するには、豊富な在庫と言うバックアップが必要だと言うお話です。
国内随一の純正部品の在庫を使い、安定した作業を進めて行くのがMARUHA流なのです。
板金補修
オールペイントでも、補修ペイントでも、板金は欠かせない工程です。
凹みは綺麗に修正してペイントをしなくてはなりませんが、問題はその工程です。
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面を整えるにはパテを使う事は止むおえない所ですが、問題はその使い方。
あまりにパテが厚いと、痩せ・ひび割れの原因になります。
かといって、溶接を使ったボディ凹みの引っ張り修正は、後からサビの原因になる可能性が出てしまいます。
大事な事は、うまく使い分けることなのです。
それにしても、この板金工程をせずに、ひたすらパテ埋めする業者もいますから、やはり拘りの仕事なのです。
上手な板金職人の後に、最低限度の塗装職人のパテが理想なのです。
エンジンルームまでペイントするのは大変な作業です
どうせやるなら、エンジンルームまで色を入れて綺麗に仕上げたい!
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こんなご意見もあって当然。
勿論可能です。マルハでも過去何件も前例があります。
白からM2カラーへエンジンルームをペイントした例
しかし、それなりのコストが掛かるだけの話。
先ず、エンジンを降ろして・・と思いがちですが、エンジンルームを良く見てください。
エンジン以外にも、ラジエター、ヒーターホース、ブレーキ関連、配線類、ライト、エアコン類、などなど、これら全てを綺麗に取り外す必要がありますが、結局時間とコストの問題。
だから、通常は手を付けないことが多いのです。
しかし、外観の色をオリジナルとあまり掛け離れる様な色を避ける事で、エンジンルームとの違和感を避ける事もできます。
どこまで拘ってペイントを進めて行くのか?がポイントになります。
カラー選択は、メーカー純正色を選ぶこと
さて、いよいよカラーの選択。
ここはとても悩むところです。 オリジナルと同じ色を選ばれる方、思い切って全く異なる色を選ばれる方。
いつくかポイントがありますので、参考にしてください。
画像の赤色はNC用のカラーです
勝手な色は絶対に避ける。
白ベースに、パールやメタリックなるキラキラ素材を混ぜて・・などと自分だけのオリジナル色を作ると事故修理の際に同じ色を作り出せません。
だから、トヨタでも本田でも日産でも構いませんが、何かのメーカー純正色を選ぶのが賢い選択です。
色にはカラーコードが付けらています。
このコードから塗料の調合データーが得られ、補修の際には同じ色を作り出すことができるのです。
オリジナルの色と塗りたい色のバランスを考える
色は透ける・・という事をご存じですか?
透けるという事は元色の影響を受けることになります。元色が白であれば、その上から塗る色は何色でもOKです。
しかし、元色が黒で、その上から白を塗ると黒の影響を受けてしまいがちです。
どんな色でも可能なのですが、サフェーサー(下地処理用塗装)や、場合によっては剥離などをしてから仕上げになれば工程数が増えるわけですから、結局コストとのバランスになります。
簡易的な缶スプレーは仇になります。
一時的に缶スプレーで自作塗装に挑戦する人がいます。これが場合によって始末が悪い。
自動車用と一般汎用スプレーは成分が違うので、いざオールペイントをするとなると、この缶スプレーを一度剥がす必要が出ます。
ドア1枚程度であればまだしも、あちらこちらをこの方法でやってしまうと、後が大変!!
思った以上の請求金額になってしまう事もあるかも・・です。
補修はちゃんとやっておいた方が賢明です。
前面ガラスも外すとより美しい
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マスキングはなるべ使わないようにすることが塗装を成功させる秘訣。
では、前面ガラスは?
勿論外すことが一番です。
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前面ガラスの脱着には特殊技術がいるので、MARUHAでも専門のガラス屋さんに依頼をします。
大事なオールペイントは謂わば一大行事みたいなもの。
そう何回もやるものでもありません。
しっかりと予算を取って、手間を惜しまず、綺麗に仕上げてあげてください。
ハードトップの後方ガラスもこの類に含まれます。
やはり一度外して、装着の際にはモールも新品交換して、見事な仕上がりにご満足いただけるように作業をさせていただきたいものです。
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前面ガラスの交換
ガラスを外すのであれば、新品に交換するのも方法の一つです。
こんなガラスがあることをご存じですか?
紫外線(UV)カットを目的としたUVベール・クールベールと言った製品があります。
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*紫外線をカットし、日焼けを防ぎ、室内の劣化を抑える。
*エアコンの効きを早める
など、オープンカーのロードスターには、不要説もありますが、普段からあまりオープンにされないユーザーには一見の価値がありそうです。
ガラス上部のスモーク効果も良いかもしれません。
一括作業はいかがですか?
オールペンの時には、あらゆる外装部品を外します。
であれば、一括交換も費用を抑えられる方法です。
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など、一緒に交換させると工賃が安く抑えられます。
また、メンテナンスの観点からは、コンディションの向上として、
など、そのメニューは様々。
MARUHAならではの豊富なメニューで仕上げます。
内装関連も充実しています
美観という点では、外装・内装・どちらも大事ですね。
オールペイントは外装になりますが、内装もMAURHAではしっかりと行います。
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ダッシュボードの交換はいかがですか?
ダッシュボードのひび割れは非常によく見かけます。
色付きのダッシュボードは生産終了となっていますが、黒ベースであればまだ新品での対応も可能です。
黒ベースであっても、クラッシュパッドを張り替えて色を入れることで、お好みのカラーコントラストを作り出すこともできます。
また、ダッシュボードを外せば、フロアはほぼむき出し状態になりますので、この際い一気にヒーターユニットやエアコンの処理まで含めて手を入れてしまえば、完璧です。
工期
これが当社で最も頭の痛い所ですが、実は工期がどうしても長くなってしまいます。
日数が掛かるのは、パーツを取り外すことも、板金も、そしてそのペイント工程と全てに手間がかかるからです。
また、設備の都合もあり順番に処理をして行く必要があるので一度に複数車を受け入れることができません。
取り外したパーツを一時保管するだけでも結構なスペースを必要としますので、設備以外にも、スペースの問題も浮上します。
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以上、MARUHAの持ち味を活かしたオールペントをご案内いたしましたが、ご予算やその内容、車の程度によって費用は異なります。
しっかりと見積もりを作るには、現車の確認やオーナーのご意見伺いながらメニューを立てる必要があります。
現状は圧倒的に遠方の方からのご依頼が多いのですが、どなたも先ずは車を持ち込んで頂いて、ある程度のお話を伺った上で見積もりをご案内しております。 是非、お気軽にお問い合わせください。
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