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強化ボルト・純正コネクティングロッド用 マツダロードスター
Con-rod bolt heavy-duty productFor genuine conrod
code:mar10083100 For 全車
¥26,290(¥23,900)
適合 : NA・NB全車
コンロッドの選択
エンジン分解作業において、コネクティングロッドは思案のしどころ。
再使用、純正新品ロッド(マルハ・バランス済み)、H断面強化品など、選択は幾つかあります。
H断面は軽量の上、剛性もあり、使用されるボルトもかなり強度アップを図っていますので、勿論大変お勧めするアイテムです。
しかし、予算やユーザーの考えもあり、純正ロッドの再使用は頻繁にあり得る作業と思われます。
ただ、純正ロッドの再使用で一番ネックなのが、ボルトの強度不足、あるいは強度低下。
エンジンが回転している最中、ロッドボルトにはかなりの負担が常に掛っています。
ロッドに掛る負荷
圧縮(爆発)工程では、ピストントップに過大な圧力が掛り、一気に下死点までピストンを押し下げます。
排気工程では、ピストンは跳びぬける程に上昇し、それを上死点で一気に引き戻します。
ロッドボルトにはかなりのストレスが発生している事は容易に想像できます。
仮に、既にロッドボルトには金属疲労が溜まり、このような激しい上下運動に追従できないとしたら、どうでしょうか?
ロッド大端部の真円は崩れ、変形した内部に納まるメタルベアリングとクランクピンとの接触が起こります。
いかにロッド大端部の真円をキープできるのか?
これは大変重要なポイントなのです。
純正ロッドボルトの単品設定はありません
純正ロッドは新品で買う事が出来ます。
しかし、ロッドボルトだけの単品設定はありません。
再使用と決めて、いざエンジン組みに入ってみると、ロッドボルトの伸びが気になる場面に遭遇しても、どうにもならないわけです。
置き針式のトルクレンチを使って、じっくりとトルクを掛けていっても、トルクをキープできずに、ボルトが伸びきってしまうことがあります。
こんな時に強化ボルト登場は、チューナーにとってはありがたい存在になるはずです。
ボルトの交換作業
専用ジグを使わなくても、純正ピストンのピンを使って安全に交換が出来ます。
雑なハンマーなどで殴打する交換方法は推奨いたしません。
また、プレスを使いますが、過重を掛けてもボルトが抜けてこない場合は、一度状況を確認しながら慎重に作業を進めてください。
無闇な作業は、ロッド自体にダメージを与える場合もあります。
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純正コンロッドの大端部キャップを外します。
スタッド・ボルトにナットを取りつけ、プレス上での安定を確保します。
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ロッド小短部トップからプレスしますので、ピストンピンを必ず挿入した状態にします。
また、この際に過大なプレス加重を掛けると小端部変形につながりますので、充分注意しながら作業を進めてください。
ロッド先端をプレスする際には、加重を垂直に掛けて安定させること。
斜め掛けは危険。
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純正ロッドボルトを外した後に、強化ロッドボルトを取り付けます。
純正ピストンピン(2個)を台座代わりにして、プレス上にセットします。
真ちゅう製などの金属棒を介して、直接ボルトトップをプレスします。
しっかりと密着するまで、プレスします。
専用のジグを作って作業をするとより安全ですが、これはプロ向き。
画像のようにしっかりとまっすぐプレスするのがコツ。
斜めプレスはトラブルの原因になるので、注意!!
同様の要領でプレスし同様の要領で左右ともプレスし終えた後に、キャップを装着し規定トルクで仮締めをします。
この工程まで行った後に、実際にエンジン組みに入ってください。ボルトのプレス挿入が不十分な場合は、エンジン装着後に馴染みが起こり、ナットが緩む原因になります。(重大なエンジンダメージにつながります)
マルハでの交換作業
code:wor10090100
¥2,200(¥2,000)
上記の金額はコンロッド1本分の金額です。
当社にコンロッドを送って頂ければ、ボルトの打ち換えを行います。
当社販売の新品純正ロッドのボルトを打ち換えて出荷することも可能です。
どうぞ、お気軽に御問合せください。