テクニカルアドバイス |
テクアド ピストンの動き
今週は嘘つきばかりが目立った。
雪印からは嘘が次々と出て来た。 宗男君と役人の嘘も国会で取り上げられたが、まぁあんなもんでしょう。 どうせ、皆が納得する仕切り方はありえないだろう。 真紀子ちゃんもチョッと限界かな?。 回りを統制できなければ、トップでいる意味が無い。 でも、彼女は一生懸命に頑張っているよな。 ただ、おばさんじゃなくて、男にならないと回りがついて来ない。 それにしても、過去の歴代外務大臣が如何にいい加減だったのかを露呈させた意味では、彼女の功績は非常に大きい。 問題なのは、純ちゃん。 総理大臣は言わば親分。 子分が舐められてるのに、なーんでシャカリキにならないのか? 大臣様の意見を聞かない馬鹿な役人はドンドン首切り。 あの国会のやり取りは異常だぜ。 完全に大臣を舐めてるとしか思えない。 本当に腐った体質です。 狂牛病と同じく、一度全てをバッサリ切らなくては解決になりません。 良いも悪いも全てをバッサリいかないと、新芽が生えません。 新芽の為に税金使ってくださいよ。 中途半端な手当てに税金使うから、無駄金と言われるのだ。 金集めに必死な族議員、世直しに必死の世襲議員。 みんな、シッカリ動いてくれよ。 貧弱ロードスターのピストンはいつも必死でオーバーレブに耐えてるよ。 シビックのピストンなんて、余裕ブチカマシで楽勝でスコスコ。 と言う訳で、今回のテーマはピストンの動き。 シリンダーボアは正確な真円。 その中を楕円、たる型のピストンが全開、バリバリで上下している。 さて、どんな風に動いているのでしょうか? 図解の1〜6の工程を繰り返して動いているのです。 これをピストンの2次運動と言います。 簡単に言えば、ピストンとブロックには焼き付き防止の為にクリアランスがあり、 そのクリアランスとピストンの形状のバランスで2次運動が発生する訳です。 クリアランスを詰めれば詰めるほど、首振り現象は抑えられるが、ピストンの膨張に伴い、 焼き付きを起こす羽目になる。 クリアランスを過大に取れば、焼きつきは抑えられるが、首振りが大きくなり、 ブローバイガスの増加、スラップ(ピストンの壁への衝突)の増大、オイル消費となる。 従い、適正な値で組み付けることになる。 これが普通なのだが、とかく深く考えないショップでは無難に解説書通りに組むしかないのだろう。 所が、これまた奥が深く、メーカー推奨の適正値で組み込む事が決してベスト言い切れないのである。 ピストンクリアランスの数値のみで頭デッカチに成りがちのユーザーが多い事も事実だが、 メーカー指定の測定箇所でのクリアランスで判断するのか、そのピストンのプロフィール上のボアでクリアランス管理するのかでは話が違う。 過去、レース用にエンジンをウンザリするほど組んだ事による経験談だが、 毎回,毎回、同じピストンを丁寧に取り出し、再表面処理をして何度も使った事がある。 勝っても負けても、繰り返して見る。 同じピストンだが、何度も表面処理をする内になんとも最適なプロフィールになっていく。 熱が加わり、表面処理を繰り返し、そのエンジンにより馴染んでくる。 ボアは慎重に毎回、毎回、極僅かにホーニングを掛ける。 すると、ある時、とてつもなく絶妙のバランスが生まれる。 パワーが出る。 バラした跡のピストンも非常に綺麗だし、伴いメタルベアリングの完璧さには涙がでる。 フリクションが減少している事が明らかに伺える。 そして、次のO/Hからはパワーを落として行く。 最後は大きく首を振って、スキッシュでピストンとヘッドが干渉するまでになる。
写真のピストンはロードスターのものです。
1STリング上部(トップランド)にカーボンが偏って付着しているのが見られます。 およそ全てのロードスターのピストンにはこの様なカーボンの付着が見られます。 カーボン付着は排気バルブ側です。 圧縮上死点前10度〜40度位の間で点火され、上死点後最もパワーの出る所で最大圧力になる様にプログラムされています。 では、その時のピストンの動きはどうなのでしょう? 図1〜6を元に排気側トップランドにカーボンが溜まっている事を考えると簡単に分かります。 カーボン付着で色々想像するのも非常に楽しいものです。 ここでの話は、基本的な事を前提にしています。 実際は、トップランドの形状、リングの形状、スカートの長さ、ピストンの重さ、 ピストンハイト、ストローク量、クリアランス、ピン位置、 etc。 様々な要素が絡み合う事は言うまでもありません。 最後に、ピン位置について。 ピストンピンのオフセットは今やどのメーカーも行う手段になりました。 スバルインプレッサのピストンは明らかなオフセットが目で見て分かります。 オフセットとはピン位置を中央にせずに左右どちらかにほんの僅かにズラス事を言います。 通常は、スラップ音の低下。 つまり静かなエンジンを造るために利用されていますが、2次運動に大きく影響することから、カーボン付着の均等化(圧縮圧力を均等に受ける事ができる)、スカッフの低減 等 効果が期待できます。 レースエンジンでは不要とされている場合もあるようですが、これからのチューニング用ピストンもオフセットピストンが増える様に思います。 シッカリした解析データーに基づいた上で、最適なプロフィールを割り出し、正確に加工する技術が求められます。 今後のマルハもロードスターの業界をリードする高性能なピストン投入に より積極的に取り組みたいと考えます。 |
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