テクニカルアドバイス |
テクアド 見間違い いつぞや、当社の専務が白いぬいぐるみを着た人と何か話しをしていた。 デカイ専務と小さいぬいぐるみが何かを話しています。 ナーンで 工場の中でぬいぐるみを着ているのだろうか?と疑問に思って目を良く凝らすと・・、 頭から包帯をグルグル巻いた お得意様のおじいちゃんでした。 実は私、近眼なので見間違うことがよくあるのです。 おじいちゃんは事故に遭って散々な姿になっていたのです。 これは本当の話。 と言うことで、今回のテーマは"見間違い"です。 自動車は"仕組み"で動いています。だから、ただ単純にパーツを交換、組み付けるのではなく、良く 物の仕組みを理解して組み付けることは当然のこと。 ところが簡単に見間違う。 例えば、タイミングベルトの位置だし。 一コマでもズレていれば、バルタイはとんでもないところになってしまいます。 例えば、点火タイミング。 10度間違っただけで、ノッキングが発生。 エンジンダメージに繋がりかねません。 マルハでは色々な車を取り扱います。 国産車から外車まで、様々な車が入庫します。 修理の再に見間違いを減らす術は、仕組みを先ず考える。この仕組みなら こんな取り付けはあり得ないなぁ と考えられるか否かで勝負が決まります。 ここで写真を紹介しましょう。 日産GT-Rのリヤ部のものです。 ナーンか違うなぁと思った人はエライ。 そうです、ハイキャスが取り外されています。 そして換わりに固定ロッドに交換されています。 でも何処から見ても純正品に見えます。 こうした 違和感の無い自然な仕上げにすることは社外パーツの開発では非常に大事なことです。 見間違えてしまいます。 これは良い意味です。 見間違いでよくあるのがボディの修理。 中古車を買う時 事故暦が最も気になります。 デカイ事故をしていないだろうか? 何度も何度も中古車屋を訪れては、眺め回す。 でーも分からない。 売っている業者もオークションで仕入れてきたから、素性は全く分からない。 "事故暦なし"と申請書類には書いてありますから間違いありません。!!っと自信ありげに商談を持ちかけます。 皆さんの周囲でも、ディーラー下取りに納得できずに買い取り専門業者に売りさばいた人が大勢いるはずです。 " エーっ? あの状態で売れたのー?" っと驚く人も少なくないはずです。 そしてそれが海外や国内のブローカーで流通されます。 ロードスターは事故車が多いのは周知の事実、そうは言っても極力事故車は避けたいのが セカンドユーザーの心理。 "事故暦はありますよ"っと事前に説明受けたほうが遥に納得して購入意欲が湧いてきます。 しっかり修理されていればいいことですし、事故暦分が販売価格に反映されていれば かえって信頼が生まれます。 でも売っている本人もわからない。 そこで、マルハマジック。 このツールは磁石を利用してボディの塗装皮膜の厚さを調べるもの。 ペッタンっとボディにくっ付けたら、そーっと引っ張る。 そのときのメモリを比較するのです。パテ修正してある部分なんかは一発 簡単 明瞭 業者冷汗。 詳細はNEW COMER でどうぞ!! |
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