リニア式TPS<
MARUHA MOTORS

リニア式TPS


構成: リニア式TPS、専用カプラー、専用アダプター、スロットル用純正ガスケット、ボルト一式

TPSとは、Throttle Position Sensor (スロットル ポジション センサ)の略です。
TPSはアクセル開度を検出するためのセンサです。
開度とは開いている状態だけを言うのでは無く、閉じている状態も開度0(ゼロ)として指します。
エンジンが始動していながらアクセルを閉じている状態は2つの条件下。

一つはアイドル状態。
二つ目は、アクセルオフの状態。エンジンブレーキを掛けている状況です。
アイドル状態であれば燃料を噴射、エンジンブレーキであれば燃料カットが働きます。
同じ全閉でも条件が異なれば、異なった制御になるのです。
アクセル全閉だけからもこのように状況によりECUは車の状況を判断しているのです。
これに加え、アクセル開度を細かくECUにフィードバックさせる事で、点火時期や燃料噴射の最適化を図ります。
アクセルの開度はエンジン制御には欠かせない情報の一つなのです。

ところが、NA6CEの純正TPSはアクセル開度をリニアに検知していません。
検知しているのは、アイドル接点(アクセル全閉)とパワー接点(アクセル全開)の2つだけなのです。
かなりアバウトな制御方式を採用しています。

NA6CEをそのままスタンダード(STD)で乗られるうちは問題ないのですが、チューニングを進めて行くうちに必ずプランに上げられるのが、エアフロメーターの取り外し。

エアフロメーターを排除し、アダプターをカスタムメイド。
吸入空気抵抗を大幅に低減させ、且つ純正エアクリーナーボックスを
使いフレッシュエアの充填に努めるシステム。

フラップ式のエアフロメーターは大きな空気抵抗になっています。
しかし、このエアフロメーターは吸入空気量の測定と言う極めて大事な役目を担う重要なパーツ。
今、どれくらいの量の空気をエンジンが吸い込んでいるか?
その測定結果を絶えずECUに送っているのです。だから、簡単には取り外しができないのです。

そこで、ECUの選手交代となります。
マルハでよく使う手法がフリーダム。
E&E社が開発した大変手頃なフルコンです。
バキュームセンサを使いエンジンの負圧(吸い込む力)から吸入空気量を測定する制御方式の為、純正のエアフロメーターを取り外す事が可能になります。
簡単に言えば、純正ECUとフリーダムでは "吸入空気量の測定方法が異なる" 為に、純正エアフロメーターを取り外す事が可能と考えれば、分かり易いと思います。

また、スロットル開度から吸入空気量を仮定し、よりアクセル・レスポンスにダイレクト感を出すスロットル制御もフリーダムでは可能です。
つまり、フリーダムにはアクセル開度をリニアに検出する事がとても大事なわけです。
MOTECなども含め、高性能ECUを使用する際はアクセル開度の検出は大事な情報なのです。

マルハ・リニア式TPSキットはNA6CEの純正TPSの接点式機能にリニア式機能を追加させる為のものです。

【 特徴 】

  1. 従来のNA6CE・B6用の純正TPSは3極配線により、アイドル接点ON、アイドル接点OFF, パワー接点ONを機能させています。
    この中からアイドル接点ON/OFF機能のみを残しながら、アクセル開度をリニアにピックアップする事ができます。
  2. リニア式TPSの装着には一切の加工を必要としません。(ボルトオン)*配線処理は必要です。

    純正TPSを取り外したところ

  3. 従来の車両側カプラー(3極)もそのままカプラーONさせ、アイドル接点用として機能させる事ができます。



  4. 配線処理は比較的簡単で、付属の配線図を参考に作業が可能です。
    配線図はフリーダムECUの装着を前提としているものです。他ECUを御利用の場合はその都度ご確認ください。

【 注意 】

  1. リニア式TPSは純正ECUには対応していませんので、併用はしないで下さい。
  2. 取り付けには若干の配線処理が必要です。
    配線処理を誤ると、ECUの破損や他箇所の破損の恐れがありますので、十分に注意をして作業を行ってください。
    TPSの設定には、サーキットテスターを使って確認を取ります。
  3. 作業は設備の整った工場内で資格を有する整備士が行うことを前提としています。
  4. 当製品はレース用チューニングを目的に販売されるものです。

少し、マニアックですがNA6CE・B6エンジンをチューニングする際には、必ずお役に立つアイテムです。

是非、ご検討ください。

[Home]