MARUHA MOTORS

MARUHA パワーウィンド レギュレーター マツダロードスター




NA系ロードスターの弱点を3つ揚げるとすれば、

エアコン、幌の2つはすでにMARUHAオリジナルで克服しておりますが、いよいよパワーウィンドもMARUHAオリジナルの販売開始です。

さて、まずはMAZDA純正部品からおさらい。

Mazda純正レギュレーター

純正部品はレギュレーターとモーターが別々に設定されていますので、レギュレーターのみの購入が可能です。
勿論、当社でも在庫販売をしております。
パワーウィンド・トラブルの大多数はレギュレーター破損ですので、モーターは再使用で対応する事が殆どです。
しかし、問題はウィンドが上下するスピード。
これがとても遅いものが多く、モーターのパワー不足や劣化が推測できますが高額パーツでもあり、結局モーターは再使用で様子を見ることになりがちです。

Mazda純正モーター

純正部品ではレギュレーターとモーターの個別設定しかありません。
この両方を交換するにしても、ASSYでの設定がなく結局レギュレーターワイヤーとモーター部リールを組み合わせる作業が発生します。
少しコツのいる作業で当然別途工賃の対象となります。
つまり、レギュレーターとモーターの両方を交換するにしても、レギュレーターのみを交換するにしても、モーターリールの組み込みは避けることができず、コストアップの要因に繋がります。

そして前述の通り、スピードの遅いウィンドの復活を願いつつ、長年に渡りメンテナンスなどしてこなかったモーターも潔く新品交換したとしても思うようなスピードアップに繋がらないのが現状。
これこそが、ロードスターの弱点と揚げる所以なのです。

MARUHAオリジナル


では、MARUHAのオリジナルレギュレーターをご説明しましょう。
最大の特徴は、モーター付きであること。
レギュレーターだけ、あるいはモーターだけの設定はありません。
面倒なワイヤーとモーターリールの組み込み作業がないので、作業時間の大幅短縮や工賃を抑えることができます。
現場のメカニックにとっても、とても扱いやすく作業クオリティの均一性に役立つことは明らかで、プライベーターにとっても比較的に取り組み易いレベルとなります。

また、製造を欧州の専門メーカーに委託しており、高い品質基準に加え、欧州車の特徴であるパワフルなモーターを装備。
従来の純正品に比べ大変スピーディなウィンド作動を実現しました。

一括作業推奨の各種アイテム

ドアレギュレーターの交換に際して、一括作業を推奨するアイテムが幾つかあります。
折角ドア裏側を分解するのですから、各部もしっかりメンテナンスをするべきです。

1.ドアアウターモール



水切りモールとも言いますが、ドアガラスに掛かった水(雨水)はガラスを伝わり、そのままドア内部へ浸入します。
アウターモールは、完全には水を弾くことはできなくても、大幅に浸水を制限することができますので、外観以上に大事な役目があるのです。
モール裏側の樹脂フックをドア内側にはめ込むタイプなので、ドア内貼りを外した際に一括作業すると比較的容易に交換ができます。
逆に、この樹脂フックを確実にドアが掛けずに押し込んでしまうと、後からやり直しができないので、慎重に行う箇所でもあり、そのため内貼りを外した際に行うことで確実な作業を行うことができるのです。

2.ドアロックリターンスプリング


ドアキャッチ部に小さなスプリングがあります。
このスプリングはMAZDA純正部品での個別設定がありませんので、交換の際には通常ドアキャッチASSYでの購入になってしまいます。
小さな部品ですが、経年劣化で錆びたスプリングは切れてしまいます。
破損した場合は、ドアハンドルと内部ロッドが連動しなくなり、ドアが開らかなくなります。

とても大事な部品です。
MARUHAではこのスプリングをステンレス鋼で再現。
錆びにくく、長期にわたり性能を維持できます。
小さなアイテムですが、こんなところにもMARUHAの拘りが光ります。

ウィンド・ガイドレール樹脂カラー


価格は1個の値段です。
ガラス窓に直接ボルトで固定されている樹脂カラーです。
ガイドレールの内側に入り、ウィンド上下作動の際に動きの偏りを規制します。
また、ウィンドの内外の振れを抑制し、特に中間位置で止められた場合の窓のガタつきを抑える役目を担います。

この樹脂カラーもMAZDA純正での個別設定がありません。
ガラスを外した際に、この樹脂カラーが砕けて無くなっている事もあります。
また、残っていたとしても長期に渡る劣化は避けられず、ガイドレールとの抑圧が加わり楕円に変形してしまっています。

MARUHAで検証した結果、ガイドレールのプレス寸法にまずバラ付きがあり、樹脂カラーに掛かる負担が大きく掛かるものがあること。
そして純正樹脂カラーは固定用シャフトボルトを中心にクルクルと回転しないこと、などが劣化を早める原因になっているのではないかと推測しております。

MARUHAでは、まず中心のシャフトボルトに合わせて、固定後も軽く手でも回転するように中心部の設計をしました。
加えて、ドア側のガイドレールのプレス寸法のバラつきを見越して、最適な外形サイズを導きました。
スムースな取り付けと機能を充実させた仕様になっています。

ドアウェザーストリップ



幌作業時には、幌サイドのウェザーストリップと全面ガラス側のフロントヘッダーウェザーストリップの交換は推奨しますが、もう一か所、このドア側のウェザーストリップも本来は交換対象になっても良いものです。

丁度三角窓の頂点部にこれら3種類のウェザーストリップが互いに交差します。
どのウェザーストリップが劣化しても雨浸入の原因になりますので、ドア側分解時には同時交換を推奨するアイテムです。
さらに大事なポイントが、ランチャンネル。

三角窓部頂点から一気にガイドに合わせて内部下側まで伸びるこのウェザーストリップは、ガラス窓のガイドも担います。
これをランチャンネルと言いますが、ウィンド上下作動の際にガラスが引っかかる原因の一つにもなりますので、ランチャンネルの一新はとても大事な事です。

5.ドアスクリーン



最後にスクリーンを説明しましょう。
ドア内貼りを外すと透明なスクリーンで内側が覆われています。 このスクリーンには実は大切な役目があります。

ブチルゴムで周辺をしっかりとシールされているのは、作業時にはとかく厄介なのですが、ドア内部に浸入した水が室内に入らないようにプロテクトしているのです。
このスクリーンが破れていたり、あるいはシールが剥がれている場合など、時折スピーカー周辺辺りから室内に水が入ってしまうケースがあります。
知らぬ間にフロアマットに水が溜まる原因の一つになるのです。

特にNA系は、以前にドア内部の修理がされているケースも珍しくなく、過去このスクリーンが剥がされた際に綺麗に処理されていなければ一括作業で交換されることをお勧めいたします。
ただ、単純な様に見える一方で、先の古いブチルゴムを丁寧に除去し、新たにシールを施す工程は結構手間が掛かる作業です。
それに合わせて、若干工賃が掛かってしまうことは仕方がない部分でもあります。

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