MARUHA MOTORS

MAHLE BP(83mm)用 ピストン マツダロードスター


“マーレ”のネームバリューは、“世界最高峰のレースピストンメーカー”との認識を瞬時に連想させるにたやすいもので、その領域は今でもF1を含め、世界中のメジャーレースエンジン、あるいは高級スポーツカーの採用に及ぶ。

例えば、誰もが耳にするフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニと言ったスーパーカーなどのエンジンに採用されているピストン“もMAHLE”製である。
純正ピストンがマーレ製なのである。

一方、発売から久しいM2 1028。
83mm標準サイズは変わらずに専用ハイコンプピストンが奢られている。
勿論、高圧縮型であっても純正同様の鋳造ピストンでコストダウンは図られている。
しかし、明らかに一般的なBPエンジンとは異なるメーカー演出に、多くのユーザーが魅了されていることは間違いが無く、今もなおその中古車両の価格は衰えていない。

マルハでは、伝統あるヨーロッパ車の高性能エンジンがそうである様に、当たり前の様にマーレ製のピストンが使われているエンジンをロードスターでも出来ないものか?
と検討をしていたのです。
そして、1028の様な特別なピストンを何気なく奢る、いわば“普通的な特別仕様”と言った身近なチューニングとの融合を目指したのです。
ボアアップ加工を必要とせず、スタンダードサイズのままで使用可能なマーレ製鍛造ピストンの開発テーマはまさに“ジャストイン”。

多くのユーザーから支持を得られる様な、オリジナル製と手ごろさの両立を欠かすことがないジャストイン・サイズが今回の83mmピストンであり、マルハ特注ピストンを設定したコンセプトにはそんな背景があるのです。

特徴

  1. MAHLE社特注の鍛造ピストン(4032系)
  2. ピストン径:82.950~82.966mmとし、標準ボア用に設定。
  3. ピストンボリュームを9ccとし、圧縮比10.8を達成。
  4. バルブリセスに配慮し、NB8(Sr-2)以降のVVTカムにも対応。
  5. ピストンピンは20mmとし、純正コンロッドとの併用も可能。

ピストン性能

シリコンを多く含む4032系のアルミ材を使用した鍛造品で、マーレ社独自の製法と加工を駆使したピストンです。
黒々とした全貌はフォスフェートと呼ばれる馴染み向上のために技術で、スカート部に施されたコーティングはグラファルと呼ばれるフリクションの低減とスラップ音の縮小化を担います。
軽量化と独特のコーティング、そして吟味された材質と卓越した加工プロフィール。
軽く回るマーレならではのダイナミックな高性能ピストンを存分にご堪能ください。

ピストンクリアランス

ピストン径を82.950~82.965mmとし、標準ボア用に設定しています。
中古ブロックを使う場合は、シリンダー内壁の荒れをホーニング加工などで修正することを推奨します。
ブロック側の磨耗を正確に測定して、クリアランスを管理して下さい。
クリアランスは5/100mm~7/100mm程度を基準としてください。
限度値は10/100mm。

ブロックボア加工が不要

83mm径はブロックボア加工が不要なサイズです。
ボア拡大加工の一般的な費用は40000円程度になります。このコストが省略できることになり、大きなコストセーブが可能になります。

また、1800ccの排気量であれば、純正ECUのままでも対応が可能です。(必ず個々のエンジンでA/Fの確認をお願いします。)
ただし、カムシャフトの交換などのチューニング要素が加わる場合は、ECUの見直しを推奨いたします。

圧縮比

上記条件で圧縮比は10.8になります。 ヘッド面研などで数cc落とすと、(例:ヘッド燃焼室47ccの場合 CRは11.8)圧縮が高くなりますので、慎重に作業を進めて下さい。

クーリングジェット逃げ加工



上記価格は単価です。一台分は×4個になります。

マーレ独自のスリッパースカート形状をしている為に、クーリングジェット・ノズルとの干渉が起こります。
ジェットノズル先端の曲げ加工を慎重に行うか、マルハ加工済みジェット・キットをご購入ください。
加工済みジェットは、既存の位置決め突起を切削し、干渉が起こらない位置までノズルを回転させ、付属のノックピンで位置決めする手法です。
不用意なノズル先端の曲げ加工は、ノズルクラックや滑落などのトラブルの原因にもなりますので、極力ジェット・キットを推奨いたします。

コンロッド


純正コンロッドとの併用が出来ます。
マルハでは軽量化と剛性の両面に大きな効果を発揮するパワーロッドを推奨いたします。

NEWエンジン

マルハではエンジンO/H依頼が本当に多いのですが、問題になるのはオリジナルエンジンの現状。
オリジナルエンジンが既にかなりの距離を走破している場合、あるいはかなり悪い状態の場合などは、O/Hにはそれなりのコストが掛かってしまいます。
そこで、現状エンジンコンディションに関わらず、メーカー供給のNEWエンジンをベースに作業をするメニューもあるのです。

新品BPエンジンにマーレ製83mmを組み込み、F-カムなどでシステムアップした、まさに1028R的なエンジン供給を既にデリバリーしています。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。

エンジン単体通販も可能です。

エンジン搭載

マルハでのエンジン脱着は必ずエンジン・ミッション・メンバーのASSY状態で行われます。
まさしく、自動車メーカーの製造ラインで行う手順の逆。作業効率が良く、且つ安全。
ボンネットを外す必要がなく、エンジンや車体に傷を付けにくく、確実な作業が出来るのです。

[Home]