既にメタルガスケットの設定はありましたが、更に充実ラインアップ。
一挙にB6のSTDボア用やB6,BPのターボ用強化タイプまでも設定開始。
全11種類をロードスターのためにラインアップ致しました。
*参考: 純正品 79.5mm 1.3mm
* 参考: 純正品 84.5mm 0.8mm メタル
B6用 79mm x 1.2mm (ビードタイプ)
BP用 86mm x 1.2mm (ビードタイプ)
既に面研などを行ったエンジンの圧縮比調整に便利なように1.2mmを追加しました。
BP用 86mmx0.6mm-------廃盤となりました。
今まで81mmボアのガスケットをSTD(78mm)~81mmのピストンに対し共通使用をして参りましたが、少しでも圧縮を下げたくないと言うショップやユーザーの声を多く頂き、今回改めて設定しました。
ボア系はジャスト79mm。
STDシリンダーボアは78.0mm。
ただしO/H用に78.5mmまで純正ピストンの設定が有るために敢えて79mmで設計、設定を行いました。
純正ガスケットが実際には1.3mm厚/79.5mm程のボア系に対し、厚み・ボア共に追い込まれたチューニグ向けスペックとなっております。
それぞれの専用ボアに対し2.0mmの過給用ガスケットを新設定。
スーパーチャージャーやターボチャージャーの様な過給タイプには最適のストッパー仕様となっています。
的確に圧縮比をコントロールし、尚且つ激しい過給による吹き抜けをストッパータイプの採用で対応しています。
ステンレス材をプレスで打ち抜き、バネ力を利用した曲げ(ビード)を入れます。
ビード部はヘッド/ブロックの圧着面に更にバネ力として応力を発生させ、シール性を高める役目をします。
面圧に均等性が出て、安定した保持力が得られるのが特徴です。
過給に耐えるように、吹き抜け防止に重点を置いたタイプです。
ガスケットの芯を担うプレートのボア回りに返し(ストッパー)を施し、意図的に段差を設けたタイプです。
グロメットタイプとは異なり、ストッパーの返しは片面のみとなり、返しの無い面は平坦となっています。
平坦面はビードを形成したメタルを合わせ、細部に渡るシール性もコントロールします。
シリンダー回りはストッパーによる適度な段差により、面圧と強度を高め過給に耐える仕様となっています。
ロングライフを狙うターボ車向けのガスケットと言えます。
コスト高にも拘わらず、チューニング用から純正部品までに採用されているメタルガスケットは、量産化によるコストの安定化やアスベスト素材の環境的配慮などから今や広く扱われるものになっています。
メタルの持つ熱伝導性の観点からも利点があります。
熱溜まりを起こし難く、燃焼室の発熱をブロック側にスムースに伝導させ、溶解などによる吹き抜けに対処ができます。
ビード上のバネ板は反発力によるシール性を安定して向上させ、枚数を重ねる事で比較的手軽に意図的な圧縮比やスキッシュのクリアランスを確保する事が可能となります。
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