MARUHA MOTORS

BP用ターボピストン マツダロードスター


MAURHAと言えば、自然吸入に拘り究極の2.1L-4連インジェクションを頂点にロードスターチューニングを提案して参りましたが、国内外から過給器用のラインアップも幾度となく、御問合せを頂いておりました。

ターボチャージャーやスーパーチャージャーなどは既に数々市場に供給されていますので、マルハとしては、先ずエンジンパーツの代表格であるピストンから提案を致します。

MAHLEの特徴

加工に使われる機械はマーレー社用に独自開発された物で、他社では使用されることがないマシニングです。
鍛造ピストンは専用型で行われ、ユニバーサル化された汎用型では達成できない洗練された形状が特徴です。
ピストンピン廻り、スカート部裏の肉厚、ピストントップ(天井)の裏などを見ればその洗練された設計は一目瞭然です。
マーレーピストンは非常に軽量で且つコンパクトなデザインが特徴です。
特に代表される外観特徴がスリッパースカート型デザインです。
スリッパースカートはマーレー社が最初に採用した物で、軽量化に大きく貢献する物です。
国産の他純正ピストンも最近の高性能エンジンではショートスカートが採用されてきていますが、適切なプロフィール、正確なマシニング精度、クリアランスを狭く取れる材質、独自のコーティング、これらのマーレー技術の融合が現在のピストン設計に集約されています。

85.0mmボア

従来のボアアップ用ピストンはハイコンプレッションタイプとし、85.5mmで対応して参りましたが、過給器用としてはブロック剛性に配慮し85.0mmで設定いたしました。
総排気量は1928ccとなります。

僅か0.5mmのサイズダウンではありますが、ブロック・ボア間は1.0mmの厚さが増しますので、剛性はかなり上がります。

ピストンボリューム


ピストントップはディッシュ型-4ccとし、圧縮比は9.0としています。 旧タイプのターボエンジンは8.0台の圧縮比が一般的でしたが、近年の考え方は、ノッキングを怖がる最高出力より、使い易さに重点を置いた低速トルク型の過給器が主流になりつつあります。

当社でも目下スーパーチャージャーシステムの開発が進んでおり、これら背景も含めCR値9.0の圧縮比としています。

ピストン・ピン径

燃焼爆発で起こるエネルギーをピストントップで受け、その力はピストン・ピンを介し,コンロッドに伝えられます。
過給器用に設定されていますので、自然吸入に比べて非常に大きな力が僅か22㎜のピンに先ず集中するわけです。

標準のピン経は20.0㎜です。
当社では22.0㎜に設計変更をしております。僅か2.0㎜のアップですが、%で言えば実に10%のサイズアップです。
曲げ強度としては約30%の向上を達成しています。

従来のBP用ターボピストンは、メーカー純正(ファミリア用やBPターボ用)であっても20.0mmピンなのですが、あくまでも83mmボアを前提とし、メーカー公表パワーは180PS程度に過ぎません。

アフターでの過給器エンジンは、BPでも400PS以上の出力を可能としています。
当社での目標設定は250~300PSです。
当然、補強は必要と考え、その一つがピン径になるわけです。

ピン径が変わったことで、純正コンロッドや同等サイズのコンロッドは併用ができません。
当社専用のコンロッドをお使いください。

DLCコーティング


その他に、BPターボピストン・ピンにはDCLコーティングが施されています。
DCLとは、DIAMOND LIKE CARBON の意味で、ダイアモンドの様に硬いカーボン皮膜と意訳できます。
つまりは、非常に硬い且つ薄い皮膜を形成し、摺動抵抗を大幅に低減することを目的とします。

ナノレベルでの皮膜厚なので、クリアランス交差にも殆ど影響が出ることがありません。
また、一般的に驚異的な皮膜硬度が謳われていますが、窒化処理に比べ数倍の硬度を持ち、且つ摩擦を大幅に低減させるDLCコーティングはここ数年において工業界で注目を浴びている技術です。

既に業界では様々なエンジン部位にDLCコーティングが試されていますが、当社ではこのBPターボピストンのピンに先駆けて採用となりました。

スリッパースカート&グラファルコート


世界屈指のピストンメーカーであるMAHLE(マーレ)はその独自の形状でも定評があります。
俗に言われるスリッパースカートが、一瞬にしてMAHLE製であることを物語ますが、加えて、スカート部に黒々としたグラファルコートが施されています。

グラファルコートは、その厚みをクッションとすて利用し、摺動中のピストンとシリンダーの間に起こるスラップ音を低減させ且つピストン抵抗を低減させる働きがあります。
簡易的なスプレー塗布ではなく、製造工程で施される確実なコーティングなので、使い始めで簡単に摩滅する事はありません。

材質


アルミ4032材を採用しています。
シリコンを多く含有する材質で、熱膨張の低い物です。
このため、通常のアルミ鍛造ピストンに比べピストン・クリアランスを狭く取ることが出来ます。
クリアランスを適正に管理することで打音が発生せず、静かでオイル消費、燃料消費をコントロールし確実なエンジンを組むことができます。

コンロッド


ピン径を22mmとした為に、純正コンロッドは使うことができません。
当社専用のコンロッドをお使いください。


詳細はPOWER ROD for Turbo(H-BEAM)をご覧ください。

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